ノートパソコンの選び方

学ぶ

新品・中古品を買う前に

ノートパソコンの選び方について「少しは知っておきたい」方のためにポイントをお伝えします。

●購入する前の予備知識として、メーカーや家電店の店頭やウェブサイトは展示販売的に問題はないですが、中古品を買うにあたっては中古ショップやそのサイト、フリマ&オークションサイトを見る方がほとんどだと思います。その中で避けたい購入先があります。商品説明に「初心者に」「学生に」「お子様に」→「大歓迎」と書いてあり、オフィスソフトがマイクロソフト社のものではない「互換オフィス」が入っている・「年賀状ソフト→今どき要ります?」・「LINE」「YouTube」「Zoom」ができる(=いつでもだれでも簡単にインストールできます) 余計なソフトがテンコ盛りでいかにもたくさんの機能を使うことができるという見た目を「盛った」戦略と、CPUは「i7」「クアッドコア」など見慣れない表記で高性能をアピールして相場とはかけ離れた高い価格を設定しているこのようなページは決まってキレイなスタジオ的雰囲気で撮影されたフリマサイトで絵文字を使って整えた説明文のサイトか、ジモティーでよく見る自己PRの記載が多いページ「在庫1000台以上はある・違法ソフトは扱わない・買取はしない・ジャンク品を集めて組み立てして再販しない」そして「安全安心なパソコン」です。私はこう書いてあるページをナナメに読むクセがあり、実際にこういうページから買った方のお困りの相談が連日届いたり、私の所有のパソコンに買い替えを求められたりします。クリニックではないですが、皆様が良い方向へ進めば私はそれで良いので最大限協力しています。

こういったサイトの出品者たちに質問求めても回答が無かったり、売れてしまったとか、遠回しに聞こえの良いコメントをしたり、掲載中のパソコンはそもそも架空のもので問い合わせをしたら「売れてしまったけど来週こういったPCが入荷しますよ→すでに手元にあって、ゴミレベルのPCを修理して売っちゃおうwww」という目論見、1000円の価値もない古—いパソコンの価格を文面だけ素晴らしい性能にしてちょこっとイジって10倍、20倍、30倍と値段を盛っちゃっているのがミエミエなのを私は毎日リサーチしています。仲間もアンテナを張っていて「これはNGでしょ」みたいに受信ボイスが届きます。

長ったらしい文面ですが、数千円、数万円、数十万円のお金と時間が無駄にならないよう、少しでも参考になれば本望です。

●CPUについて 
コンピューターの心臓部であるCPUメーカーのひとつ、Intel(インテル)のノートパソコン向けの製品は上位からcoreシリーズ(i9、i7、i5、i3)>Nシリーズ(省エネ型:coreシリーズより高性能モデルもあります)>Pentium(ペンティアム)≒Celeron(セレロン)となりますが、中古では最低でもCeleronの3200番台以上のものを選びましょう(Celeronの場合、メモリは16GBが望ましいです)。それより下のCeleron1000シリーズや2000シリーズは廉価版でメモリを増やしてSSDに換装しても複数同時処理がかなり遅いです。Pentiumというシリーズもありますが古いものが多く、新しいシリーズでPentium Goldというモデルもありますが低電圧仕様+廉価版で流通量は少ないです。なるべくならcoreシリーズをお選びください。(AMDというメーカーもあります。RyzenというCPUは有名ですね。AMDはINTELと比較されることが常ですが、AMDも様々なシリーズがあり、上位から下位までは名称は違いますが基本的な姿勢は同じです。AMDについては後日記事にしたいと思います)

新品でも中古でもノートパソコンでは一般にはcore i7が最上位と思っても良いです。i9もありますが流通量が少ないので。デスクトップパソコンは core i9が最上位です。coreでもCeleronでも「どのくらい古いのか」、世代=製造年代を必ず気にしましょう。世代が新しければ一般的には性能が高い=処理速度が速く、省エネにもなっている、とお考えください。電気代高騰の世の中で省エネ性能は見逃せない部分です。


core i7であっても第一世代(数字3桁)のものは古いので避けましょう。私は第一世代には今後触れません。「i7だけどそのあと何桁」と思って調べましょう。Celeronシリーズより性能が劣りますし、第3世代のcore i3よりも低い性能といってもよいです。(最近のCeleronにも廉価版で低電圧N****モデルがありますがミニPC(手のひらサイズのパソコン)で多用されている「Nシリーズ」とは異なる製品です) coreシリーズでもcore2duoという製品も古いモデルは2009年前後に多く流通しましたが、このCPUもオワコンです。

モバイル向け(ノートパソコン向け)coreシリーズは、corei9からi3の4桁数字の後にM、QM、MQ、HQ、Uなどの記号が付きます。Celeronでは数字の前後にNやUなどの記号が付きます。PentiumシリーズもGの記号が付きます。NシリーズはN***となります。※CPUが交換できるノートパソコンもありますがここでは割愛します。


【目利きポイント】coreシリーズですとi9~i3の後ろに表記された数字の桁(ケタ)で世代がわかります。3桁は第一世代(例core i7-950)、4桁の2000番台は2世代(例core i5-2520M)、3000番台は3世代(例i5-3320M)、4000番台は4世代(例i7-4700MQ)、などハイフンから後ろの数字で世代が分かるようになっています。最近では10世代のi7-1065G7や11世代のi9-11980HKというモデルもあり、Celeronシリーズもそうですが数字と記号のごちゃ混ぜ感が強い名称になっており、メーカーのIntelの最近の発表で近いうちに「Core Ultra」シリーズに名称を統一すると発表しました。


【購入決断ポイント】i3、Celeronでも性能が悪いものではありません。重要なのはそれに続く数字の桁数と桁数と番号から判断できる世代(製造年式)の2点です。商品説明にi5やi7、Celeronとは書いてあっても、後に続く数字を書いてないものは販売者が詳しくないか、i7と書いておけばそれが第1世代だとしても高性能モデルと思わせ、高額で売りたい思惑があります。なるべく新しいCPU世代でcoreシリーズが上位のパソコンを購入することをお勧めしますが、i7でしたら第2世代でも充分サクサク動作するノートパソコンもあります。CPU世代についての詳しくは「Intel CPU 世代」でググってみてください。

●ストレージについて
コンピュータにはデータを記憶・記録しておく記憶媒体装置(ストレージ)があり、HDDとSSDという2種類のものがあります。SSDはHDDよりも高価ですが、処理速度が速く、音もなく静音で故障しにくく、価格も低価格になっています。HDDはハードディスクと長らく呼ばれてきたものです。今でもコンピューター以外にもテレビ映像の録画機器などで使われております。SSDは形状が一般的には3種類ほどあります。また、形状は同じでも転送速度が異なるものがあるため、ご自身のパソコンに合ったものをお選びいただきます。


【目利きポイント】今はSSDの時代です。HDDが付いてるものは前時代のものと考え、SSDが付いたものを購入するようにしてください。特に説明書きにあるHDDの容量に惑わされないように。2TB(2000GB)だから容量が多いのでこれに決める!という考えはお捨てください。なぜHDDじゃダメなのかはSSDとHDDの処理速度を比べたことがない方が思うところです。また、HDDをつけておけば正直なところ販売側がかなり儲かる=〇ったくる意図があります。HDDを「大容量」とうたって売る人から買うのは避けましょう。ちなみにHDDで1TBの中古は数百円で売っているものもあり、それを取り付けて大容量と銘打ってウン千円~ウン万円も乗っけられたものを買うようなことは避けていただきたいです。 

【購入決断ポイント】「SSD搭載」これ一択で決めてください。容量は最低256GBをお勧めしますが、ご自身のノートパソコンの使い方・使い道でお決めください。多ければ多いほうがよいという方もおりますが、記憶容量が多くなればSSDの動作も少しずつ遅くなっていくことが一般的です。いまはクラウドストレージや外付けストレージという仕組みがありますのでご自身のパソコンの記憶容量が少なくてもこれらのストレージに記憶するようにしておけば本体に内蔵するのは120GB程度のSSDでも充分です。筆者のPCのひとつにSSD80GBのノートパソコンがあります。記憶はすべてクラウドと外付けのSSDで行っています。

SSD搭載パソコンは電源ボタンONから数秒、長くて1分くらいで作業が開始できます。HDDは電源ボタンONから数分かかり、カップラーメンにお湯を入れて出来上がりのころに作業がスタートできるくらい時間がかかります。私は電源ONからトイレに行って戻ってきてもまだ起動が終わっていなかったことが懐かしいです。これだけ速度が違うのですからパソコン使用中の速さも大きく違います。いわゆるサクサク動くかそうでないか、ですね。HDDは動きが遅かったり、動きが固まり、再び動くまで時間がかかるなど、私はイライラ(沖縄語でサーサー)しちゃいます。購入するならSSD搭載パソコンをお選びください。SSDも様々な種類(特にフォームファクター=形状/仕様)がありますが、パソコンによって装着できるものが決まっていますので中古パソコンでSSDに交換ご希望の際はよくお調べになってください。

※今後、このブログでご相談コーナーを開設しようと思います。筆者はこの40年間でコンピューターに対して多くの犠牲を払ってきた経験があります。痛い経験ばかりでした。その経験を活かし、皆様に喜んでもらえれば、と考えています。

●ノートパソコン内部の装置・装備について                             [メモリ] メモリ容量をデスク(机)の広さに例えてみます。デスクが広ければ手元にたくさんのファイルや書類、データを置くことができ、移動もすることなく手を伸ばせばすぐに見ることができますよね。もし狭いデスクならデスク下のキャビネットか周囲の棚か書庫に置いてあり、ファイルを取りに行く手間と収納する手間が生じてその分の時間が必要になりますよね。下手すりゃファイルの場所もどこだっけ?ってなりますね。ですのでメモリの容量は大きいほうが処理が速く、転送速度が速い仕様なら多少古いCPUでも、ポパイでいうと永遠にホウレン草を食べさせたようになります(わかるかなw)。

最低でも8GBあれば普通に使う分には問題ありません。「4GBあるのでサクサクです!」なんて説明している販売ページがありますが、いまどき4GBでサクサクって書くのはやめてもらいたいです。はっきり言って遅いですし時代遅れです。ノートパソコンにより装着できるメモリの型式も違いますが、そのノートパソコンに搭載できる最大量を装着すれば鬼に金棒で、ものすごく速い処理速度も期待できます。「16GBまで積めるけど、そんな容量なんて要らないよ=お金の無駄」と考える方もいますが、私はCPUの性能がメチャクチャ低いSSD搭載のノートパソコンに最大容量の32GBのメモリを搭載したのですが、メモリが8GBの時には電源ONから起動まで2分30秒かかり、32GBに増設したら10秒で完了しました。そして「モンスターレベルの32GBメモリ量搭載!」と自信を持って顧客の法人様にお持ちし、実動確認した際は出来の良い子で約7秒で起動が完了。自慢ではないですが追加オーダーを頂戴いたしました。あらためて、ありがとうございます。

【目利きポイント】メモリの規格にDDR3やDDR4、最近ではDDR5というメモリが流通しています。CPU同様、DDR3やDDR4の後に続く数字、DDR3ですとDDR3-1333やDDR3L-1600、DDR4はDDR4-2666やDDR4-3200、などDDRの後に続く数字が多いほど転送速度=処理速度が速くなります。クロックと呼ばれるものですが業界用語はあまり使いたくないので調べてみてください。

DDR5の時代に変わっているなかでまだまだDDR3のメモリが装着されているノートパソコンが多いですが、メモリの容量を特に重視してお求めください。メモリは後からでも増設することができますが、DDR3からDDR4、DDR5には変更はできませんのでご留意ください。

メモリ容量は多いほうがベストです。ただし、前述のHDD同様、容量でごまかされないようにご注意ください。DDR3とDDR3Lは動作電圧が違いますし、DDR3-1333の8GBとDDR3L-1600の8GBとは異なるメモリで、後者のメモリが新しく、速度も速いですのでよく確かめるポイントの一つです。出品者に質問をしてもたいがいの方は答えに渋ると思います。なぜならばノートパソコンの裏蓋を開けて確認するか、検証ソフトを使って確認せざるを得ず、面倒だと思えば適当に流してしまうと思います。でもメモリは大事な装備品ですのできちんと確認はとるべきです。それと、メモリのスロットが空いているからと、買ったメモリをそのまま差さないでください。空いている=汚れていると思って、接点復活剤など、専用の掃除用具などで掃除してください。私はメモリをこの40年間で(正確に数えたことはないですが)数万枚を国内外に提供しています(北米や南の島しょ国に在住していたこともあり)。だいたい認識しないぞ!とクレームがくるのがここで、実はご自身のパソコンがNGだった、ということが100%です。私は正常動作・正常機能を確認して自信を持って提供していますので。あとは知ったかぶって買ったり付けないこと。数回ありましたが、「自分もWindowsの時代前からコンピューターに触れているから貴方の言っていることくらい分かってるよー」という「経験豊富」な方ほど、知らなかったり、凡エラーをしていますね。時代が変わり、仕組みも変わり、物事にも手順がありますから、仕組みや手順をもっと知りたい方は私が教えますよ。「おひねり」を頂くかもしれませんが笑

【購入決断ポイント】メモリ搭載量が4GBでは時代遅れです。4GB以上装着できないPCもありますが、もしメモリのスロット(差し込み場所)が1個しかなく4GBしか付いてないのなら8GBに交換するため1枚買うか、パソコンに2枚装着できるのなら同じメモリを1枚購入して2枚にして合計8GBにするご予算を確保しておくべきです。4GBであれば新品でも1000円位で売っています。最低8GBでDDR3Lの仕様でしたら-1600(転送速度と思ってください。数値が高いほうが速いです)、DDR4の仕様でしたら-3200が付いているのが理想です。付いていなければ後でも交換や増設ができますが、なるべくなら容量の多いメモリを装着しているか、装着しましょう。近年、メモリは一般的には2枚装着でき、その合計量になります。8GBと書いてあれば4GB×2枚、16GBでは8GB×2枚です。4GBの場合は1枚しか付いていない場合もあります。いずれにしても容量と、できれば2枚装着しているか1枚なのかを確認して下さい。最近ではDDR4で64GB(32GB×2枚)、DDR5で128GB(64GB×2)なども流通しています。多いから良いってわけじゃないって言われる方は、「大は小を兼ねる」というスタンスを持ち合わせてなく、単なるカネがかかるとしか思われる方ではないでしょうか。ポパイの力、というか、ほうれん草をどれだけ用意できるかで後々のパソコンライフが違ってきます。        

[CMOS電池(シーモス電池)] ノートパソコン内部にはパソコンのバッテリーとは別に内部に直流電圧で3V(ボルト)強のCMOS電池というボタン型の内蔵電池が付いていることが一般的です。新品のノートパソコンにも付いていますが新しいと思うのでここは飛ばしても構いません。ボタン電池は家電量販店やコンビニで入手できます。特別な形状をしている電池はメーカーか、秋葉原などによくある部品専門店でご相談ください。調べられる方であればアマゾンでも購入できます。なお100円ショップで販売されているものはお控えください。電圧はあっても長く持ちませんし、不具合の原因になります。クルマのキーレスボタン電池も100均製品はやめましょう。開かなくなることがありました→私のクルマ

最近ではCMOS電池がないノートパソコンもあり、こういったものはノートパソコン本体のバッテリーとCMOSが一体になっているものになっています。この場合、ノートパソコンのバッテリーが消耗しきって充電ができない状態になると、比例してCMOS電池も無い状態になるため電源アダプターを常時接続して電源ONにするたびに「CMOS電池がないからF*ボタンを押して」などという表示が毎回現れ、起動が面倒な状態になります。この状態が続いたらノートパソコンのバッテリーを交換してください。本体バッテリーを交換して充電すれば治ります。 

                
【目利きポイント】この内蔵電池が古くなり電池切れになると起動しなくなります。ボタン電池を交換したり前述のように本体バッテリーと一体型であれば交換すれば動きます。簡単なことです。動かないから壊れたと思ってフリマサイトに格安で出品する方をときどき見受けます。もったいないことです。たった数百円の電池で治るため、ある出品者の方にコメント欄から手ほどきしたら、治ったといって出品を取り下げました。中古相場では安くても8万円なのに壊れたと思い込んで5千円で出品していたんですよ。私はこれを買おうかなと思っていましたが、天の声もあってクリニックに変身。遠隔治療で治ってとても喜んでいただき後日お礼をいただいてしまいました。知らなければ仕方がないことなのですが、この電池は中古パソコンの場合、消耗しているものが多々あるので出品者に確認しましょう。新品でDC3.1~3.2Vなので残電圧をたずねても知らなかったり、交換していない方なら大丈夫としか答えられないと思います。正直で素直な方でしたら分からないとコメントが届くのが一般的です。

【購入決断ポイント】CMOS電池自体も知らない方が多いですから、無理に交換されてパソコン自体を壊してしまう出品者も考えられますので無理に触れなくてもネットやYouTubeで検索すれば交換方法は沢山掲載されています。もし交換費用が1万円以上かかると言われたら〇ッたくりですので当方までご相談くださいw こちらもググれば情報がたくさん掲載されています。

[内外検証/清掃について]
中古パソコンはキズや汚れがあることが一般的です。このキズなどが嫌な方は新品をご購入いただくようお勧めしております。新しいものでも梱包上の微細スレキズのようなものはありますが、これも気にされる方はキーボードにも直接触れられないご性分だと思いますので専用カバーなどをご購入いただきご使用ください。外見からの判断ですが、傷を気にされない方でしたら中古品は特に液晶画面とキーボードが正常に動くのでしたら使用上全く問題ないです。また、USBやHDMIなどがきちんと使えるかもポイントです。USBメモリや外部モニターを使う方が多い中、これが使えないのは致命的です。USBソケットも1個くらい動かなくても大したことはありません。もう一つのソケットが有効であれば「USBハブ」を数百円程度で購入してタコ足コンセントのように2ソケット以上、簡単に増やすこともできます。内部に関しては特に重要で、換気ファン兼排熱ファンが付いています。これが汚れているとパソコンがきちんと動かず、最悪は内部の電気回路が溶けたり燃えたりします。


【目利きポイント】新品パソコンの場合は今は飛ばしても構いません。中古パソコン内部は清掃ができているか、清掃しているか、説明に書いてなければ確認しましょう。特にタバコを吸われている方、ペットを飼われている方、焼きサンマが好きでしょっちゅうサンマを家の中で焼いている方w、近所に焼き肉屋や焼き鳥屋がある方のパソコンを開けると内部がそれ相当の汚れになっています。外見は綺麗でも内部は見ないと分かりませんので、個人売買であればどういう環境で使っていたかもお尋ねできるようなら行ってください。排熱ファンは換気扇のようなものなのでベタベタだったり、毛埃りが半端ないとパソコンが熱でやられて動かなくなることがしばしばあります。すでに傷んでいることも。 

【購入決断ポイント】キズや汚れが多く、見た目があまりにも悪いものは控えるべきでしょう。特にゲーミングノートパソコンは手荒に使う方が多く、高いだけですぐ壊れるケースが多いです。また、ビジネス利用でも、手を置く部分のパームレストがスレて塗膜が剥げているようなものは避けるべきだと思います。相当使いこんでいるでしょうからCPU・メモリ・HDDかSSD・内部ファンも比例して年季が入っていると考えます。実機が見れたらよいですが、フリマサイトやオークションの通販購入であればなおのこと確認するポイントです。

★CPUグリースについて  専門的分野ではありますが必要で重要なものになります。
CPUは熱を持つ場所の一つでして、それを冷やすために専用のグリース(熱冷まし用の油)がCPUに塗られていてヒートシンクという熱を伝えて熱を放散させる金属の板や棒状のもの、そして前述の換気ファン/排熱ファンにつながってます。このグリースを塗り替えせず、劣化してしまうと熱を冷ます効果が薄れ、CPUが熱を持つと本来の性能が引き出せずパソコンの動作が鈍くなったり、最悪は故障してしまいます。
ここを整備できる人から買うことがベストだと思います。YouTubeにもグリースの塗り方・塗り替え方法も数多く投稿されています。グリースも様々な種類がありますが、グラフィック性能を追求するパソコン、特にゲーミングパソコンを使うことがなければパソコン販売店で売られている安価のグリースを塗ればまず問題はないと言ってよいでしょう。塗り替えができない方で、気になる方であれば大手のパソコン量販店で面倒をみてくれると思います。筆者は1本20グラムあるグリースを年間で100本強を使います。熱伝導率が6.5w/mkのサーマルペーストグリースといいます。今までトラブルは皆無ですよ。ご興味ある方はHY883 20gで検索してみてください。おそらく国内では私と私が提供した方しか使っていないと思います。

★悪い中古ノートパソコンの簡単な見分け方:フリマサイトやオークションサイトで特定のメーカーに着目します。どのメーカーでもよいです。そこで、そのメーカーで製造された中の、同じ型式のパソコンが多く出品されているものは大概同じところが具合が悪いか動作が遅く、購入したはよいが実用には適しておらず、手放す方々が多いため、同じモデルがたくさん出品されるようになります。これはパソコンに限らず、クルマやボート、テレビや掃除機などにも同じことが云えます。パソコンは特に海外製が目立ちます。日本製でもあることはありますが、日本製は大概新しいモデルではなく、保証切れ後に不具合が起きて手放すタイミングが重なり、同型モデルがタムロすることで分かります。問題があるから手放すのです。探すのも骨折り損のくたびれ儲け。購入したら安物買いの銭失い。特にタダより高いものはないと思って充分見極めて購入してください。このようなモデルには「お宝」的な機種は筆者の経験上皆無です。最近の海外製はカッコいいモデル=イケパソwがあり、惹かれてしまいますが、財布のヒモを容易に引かないようにくれぐれも見極めをしてください。私には買ってはいけないパソコンのリストはありますが、良いマグロの目利き人のように誰にも言いません→本腰いれて探されている方には相談に乗っています       

筆者はノートパソコン、デスクトップパソコン、モニターやプリンターなどの周辺機器を分解/組立/出張設置/販売/配達を連日行っています。時々はスマートフォンやiPhoneも修理したり電池交換しています。法人様・個人様・地域柄米軍の方々、海外から来られる観光客様にも緊急対応することもあります。正業はコンピューターには通じていますが、伝わらない分野なので割愛させていただきますw。怪しい奴だと派遣で勤めているというお姉さまに言われたことがありますが、そのお姉さまのほうが怪しい職業でしたwww

特に中古パソコンを購入される際には最低限は上記にご理解いただき、ご予算を通じて満足できるパソコンを購入していただければと思います。筆者はお客様に1台ご提供するまでに動作検証・ソフトウェアのインストールやチェック、最新のファームウェアへの更新・内外清掃やメンテナンスなど相当の日数を掛け、初期不良もない状態のものをご提供しております。右から左には提供しませんし、渡したままアフター対応無しをいたしません。お客様が県外・国外でも可能な限対応しています。修理に関してはかなりの時間がかかるケースもあり、1日に1〜2台、多くて2.5台を整備するのが限界です。購入後はしばらく面倒はみさせてもらいますが、永久に無償で面倒をみることはできかねますのでご承知おき下さい。定期メンテナンス契約も実施しておりますのでお気軽にご相談ください。

次回またお目にかかりましょう。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。 

“URUMAR TECH” at Uruma,Okinawa JAPAN

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